あたまが痛い息子の話

-起立性調節障害と診断された長男のことを書きます-

補食を持って行く

それでも休み時間を利用して

毎日、保健室に顔を出していた長男。

 

行かなくてはいけない用事があった。

 

一つは、薬を飲むこと。

 

そしてもう一つは補食を食べること。

 

体調が悪くなってから

一度に食べられる量が減っていて、

お腹がすくと頭痛がひどくなった。

 

自宅では、少しずつ何度も食べる

という対応をしていたけれど

学校へ行く日に

朝食で無理をして多めに食べることは出来ないし

空腹で給食時間を待っていては頭痛がひどくなる。

 

そのことを保健室の先生に相談したら

補食を持って行くことを許可してくださった。

 

最初は、茹でたまご。

飽きたと言うので次は韓国のり。

レモンを持って行かせたことも。

たしか1年は続いていたと思う。

 

これは特別なことだから

お友達には内緒にしてね。

誰にも見つかってはダメだよ。

 

これだけは絶対の約束だと伝えた。

 

多分、守りきれたはず。

 

毎日必ず行く用事があったおかげで

保健室に行くことや保健室の先生に

少しずつ慣れていくことも出来た。